2007年09月13日

『あずみ2』

主演・上戸彩の太ももだけが見所と評価された「あずみ」の続編。しかも”DEATH or LOVE”なんてサブタイトルまでついてまるでキルビルじゃねーか。残念ながら今回も上戸のより女らしくなった太ももしか見るところはない。断言する、「太もも」しか「ない!」。監督が狂人・北村龍平から、ガメラ・金子修介に代わってクオリティのUPが期待されたが、ままならず、無残な出来となった。

何だこれは。何をどうしたいのだ。北村の狂気が抜けて、なんとも生ぬるい。ホントにこんなのを公開してただで済むと思っているのか山本又一朗。野暮ったいことこの上ないのは伝統的な東宝作品らしくはある。未だに砕石場の跡で撮影をしたり、CGの使い方が昭和50年代と遜色なかったり、質の悪いエキストラを大量に投入したり、突っ込みどころは満載だ。しかも仲間が死ぬと号泣する忍者たちってどうよ。敵も味方も戦う動機がそんなんでいいのってかんじで全然大した事ない。ちょうどいいから小島よしおにネタにしてもらえ。そのほうが面白い。いつの時代の映画つくりをやっているのか。殺陣をこんなに迫力なく撮るのもかなりの苦労がいるはずだ。○○レンジャーのほうがよっぽど面白い。

金子監督もガメラ以前にみせた切れ味がすっかりなくなって凡庸な人になった。ゴジラを撮らさたのがダメージ大きかったんだろう。船頭が多い作品なんてやるもんじゃないよ。きっとあれこれ出てくる製作陣からの要求を全て飲んでしまったのだろうね。監督を使い潰すのに東宝に勝るところはないよ。そして演技陣。ハリウッドがいいとは必ずしも言わないけれど、今の時代、ハリウッドスターでさえも肉体改造して、自分でアクションをこなすというのに、上戸や若手のアクションを見ていると日本の将来が思いやられる。動けねーし、喋れねーし、なんだおまえら。楽な仕事ばっかりしてるからだ。基礎を勉強しろ基礎を。おまえら映画好きなんだろ?  ……。 あー、好きじゃないのか。だからなんだ。
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2007年09月12日

『青空のゆくえ』

B級アイドルが集まった青春ムービー。

中3の夏休みを舞台にアメリカに引っ越してしまう男子一人に群がる女子5人の話。主人公男子がルックス良くて、バスケ部のキャプテンで、優しくて、男気があって、適度にバカで、トラウマあって、という具合に完璧。完璧すぎて抵抗感じるまもなく女子に同化。きゃー!!だれがすきなのよーもー!ってな具合だ。

女子5人も各々それなりに可愛くてステキ。子供たち皆輝いているなー。うらやましいぐらい一生懸命。15歳の頃にもってる感受性が良い。等身大なのがとても好感。ゆえに満足。素直な映画です。
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2007年09月11日

『忍者ハットリ君』

藤子不二雄の同名漫画の実写映画。昨今は漫画の実写版が多くて、もれなく期待以下の結果になっている。ちなみにチャンピオンは「デビルマン」。監督がフジのドラマ出身なのでいやな予感がしたんだよ。

なんか全体的にもっさり感が漂い、やな感じ。脚本がお涙ちょうだい過ぎるのが気になった。主人とするケンイチという少年との交流はしつこいほど書き込まれているが、ほかにこれといった要素や縦糸もなく、各キャラの書き込みもまったくといってもいいほどないので、見ていてドラマが非常に非常に非常に薄い。製作サイドは誰も気がつかないのか?

アクションも東宝の特撮ものの弱点であるスケール感のなさを忠実に再現。この会社特有の”きちんとやる”癖から脱却できておらず野暮ったいことこの上ない。いつの時代だ!と叫びたくなる映像トリックをそんなに時間かけて見せるなんて、監督は正気なのか?目を覚ますんだ!そんなものよりもっとハットリくんの活躍が見たいのだ。ビルの間を飛び回るハットリくん。山手線の上で戦うハットリくん。100人の敵に囲まれて奮闘してるハットリくん。なんてのが見たいんだ!スパイダーマンばりに盛り上がる設定なのにものすごくもったいない。非常にすっきりしない作品でした。東京タワーのてっぺんに立つハットリくんはかっこいいんだけどなー。

いやはやニンニン。。。。
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2007年09月10日

『理由』

荒川区で起こった殺人事件を扱った宮部みゆき作品の映画化。関係者総勢107人による証言を取材していくという形を取ったドキュメント方式の映画。事件に関わる107人の目線を通して事件が起こった「理由」を探ろうというのだ。

2時間40分という長丁場をだれることなく見せてくれる。面白い。大林監督は錆びてはいなかったのです。時間を追って謎を解明していく手法はだれやすいのにもかかわらず良い緊張感を維持してくれて目が離せない。ひとつの殺人事件が結びつける複数の人間模様を、ゆがんだ都会の象徴と捉える監督の意図は充分に伝わる。

キーとなる出演者が見せる重厚な演技もある種荘厳な雰囲気が漂い、感動を誘うのだ。

見とくべし。
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2007年09月04日

『恋の門』

劇団「大人計画」の主催、松尾スズキの初監督作品。大体にしてマニアックで楽しくて、にぎやかでいい。理屈なしに楽しめるのは間違いない。だけどうるさくて少々疲れる。

僕は原作漫画を知らないのでどれほど忠実に原作を再現しているのか分からないが、全くの別物なんじゃないかという印象を受けた。ストーリーのパラダイムを嫌と言うほど破壊しまくり、既成の形の結論付けを拒否している割にはアイデア先行の落ち着きかたをしているのが残念。主人公を演じる松田龍平がいい存在感で好演だっただけにエンディングはもっと広がれたはずだ。やりすぎて失敗するぐらいなら王道を行ったほうがいいと思うのだ。演劇的に高度な部分と映画の監督としての画力のなさがチグハグで非常に見苦しく、片方のテンポに乗っかったと思うと外されるのでノリきれない。

とはいえ、「大人計画」が好きな人にはお馴染みの松尾ワールドは面白く見れるだろう。台詞のやり取りの快活さ面白さ、確信犯的な裏を狙ったあざとい演技などはaしっかり機能している。出演陣も前述のごとく松田の好演に加え酒井若菜の体当たり演技が好印象。倒錯した性癖をもつヒロインを可愛く演じている。

ま、一回見れば良いや。
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2007年08月31日

『エターナル・サンシャイン』

ジム・キャリーとケイト・ウィンスレット主演の難解なラブ・ストーリー。
作りこんであるものすごい完成度の高い脚本と、現在みることができる最高に気が利いたキャスティングとで作られた映画。ホビットじゃないイライジャとエロ男ラファエロが出てるだけで僕は大満足。しかもキルスティンは素顔っぽくて可愛いじゃねーの!

時系列がぐちゃぐちゃに進行していくので、なんのこっちゃ付いていくのに必死。多少の混乱は覚悟しなさい。でも展開が進むにつれてぐちゃぐちゃが気にならなくなってくる。つーかそれが作り手側の意図なのだと分かる。考えずに乗ってしまえば後は楽しむだけだ!行ってこい!! 

派手さのない芝居をするジム・キャリーが痛いほど良い。
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2007年08月28日

『隣人13号』

なにか起こると期待して、何も起こらなかった時ほど落胆するものはないけど、一言で言うとそういう映画でした。

中村獅童、小栗旬、新井浩文という若手の実力者がそろった映画が
何故こんなにつまらないのか?
「監督にストーリー・テリングの能力がない」
「監督がドラマの構成を知らない」
と言う理由に行き着くのではないか?
監督はCMなどを多数手がけた話題の映像作家らしいが
所詮映像作家は映像作家であって映画監督ではないのだ。
残酷な描写だけが記憶に残りました。
胸糞悪い映画でしたね〜。

唯一、新井君だけは良かったかな。
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2007年08月26日

『宇宙からのメッセージ』

目指せ「スター・ウォーズ」それはB21に竹槍で立ち向かうような(例えが古過ぎ)無謀な便乗企画だった。

「スター・ウォーズ」の全米公開は1977年5月25日。対して日本での封切りは翌年の6月30日だった。なんと1年以上も映画ファンは公開を待たされたのである。それなら、その待ちぼうけの間に"もどき"の映画を作ってしまえと考えた東宝が「惑星大戦争」(1977年12月17日公開)、東映が「宇宙からのメッセージ」(1978年4月29日公開)という便乗作品を素早く発表した。

もちろん、本家に比べれば安易な企画、チープな内容に違いないが、そのバイタリティは今の日本映画界にはないものと感心する。監督は深作欣二。宇宙人から侵略された惑星から放たれた木の実を拾った8人の勇者が宇宙の平和のために立ち上がる。正義の王子・千葉真一VS悪の皇帝・成田三樹夫の剣による対決、真田広之、志穂美悦子のアクションなど活劇のみどころがいっぱい。

合成を使わない日本特撮文化の伝統を堪能するにはもってこいの珍品だ。
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2007年08月25日

『スクール・ウォーズ HERO』

かつての同名の大映テレビドラマの映画化。ドラマを知ってる人が見たらドラマを見たくなるんじゃないかこれ。ストーリー上の2本の柱「不良の更正」「ラグビーでの勝利」がまあまあのバランスでまとまっているが、時間の制限による掘り下げ不足なのは否めない。何に主眼を置けばいいか不明瞭。時間軸の長さに対して盛り込むべき要素が多すぎたか?2つの柱をスパイラルに見せることに失敗しているようだ。中盤以降はもっと盛り上がれたはず。筋肉バカ照栄はよかった。和久井恵美もドラマに絡んでくればもっとよかった。ラグビーの試合はよかった。ちっと盛り上がりに欠けるが、、、あ、そうか。だからドラマを見たくなったのだな。

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ラベル:映画
posted by Licky at 11:19| Comment(0) | TrackBack(2) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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