2007年09月04日

『恋の門』

劇団「大人計画」の主催、松尾スズキの初監督作品。大体にしてマニアックで楽しくて、にぎやかでいい。理屈なしに楽しめるのは間違いない。だけどうるさくて少々疲れる。

僕は原作漫画を知らないのでどれほど忠実に原作を再現しているのか分からないが、全くの別物なんじゃないかという印象を受けた。ストーリーのパラダイムを嫌と言うほど破壊しまくり、既成の形の結論付けを拒否している割にはアイデア先行の落ち着きかたをしているのが残念。主人公を演じる松田龍平がいい存在感で好演だっただけにエンディングはもっと広がれたはずだ。やりすぎて失敗するぐらいなら王道を行ったほうがいいと思うのだ。演劇的に高度な部分と映画の監督としての画力のなさがチグハグで非常に見苦しく、片方のテンポに乗っかったと思うと外されるのでノリきれない。

とはいえ、「大人計画」が好きな人にはお馴染みの松尾ワールドは面白く見れるだろう。台詞のやり取りの快活さ面白さ、確信犯的な裏を狙ったあざとい演技などはaしっかり機能している。出演陣も前述のごとく松田の好演に加え酒井若菜の体当たり演技が好印象。倒錯した性癖をもつヒロインを可愛く演じている。

ま、一回見れば良いや。
posted by Licky at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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