2007年08月31日

『レオポルド・ブルームへの手紙』

ジョイスの「ユリシーズ」から翻案された作品。
主演はジョセフ・ファインズ。

出生にトラウマを持ち、母親に愛されずに育てられた青年によって綴られる物語。彼が刑務所を出所したところからはじまり、現在の生活と自身の出生のくだりから不運な少年時代までの過去が並列で描かれる。登場人物の名前もしかりだが、複数の一人称の物語を角度を変えた目線で平行させて、それらが交わるポイントがあるのはユリシーズの構造を引き継いでいる。

でも、独自に用意された結末の形はちょっとファンタジックで難解。というか受け入れるのが生理的に難しい。プロジェクトXを見ていたらウルトラマンが出てきて活躍してた、みたいな感じとでも言おうか。

映画としてはそれなりにまとまりがあり、決してつまらなくはないのだが、もっとストレートな物語のほうがすっきりできる。
posted by Licky at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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