2007年09月10日

『理由』

荒川区で起こった殺人事件を扱った宮部みゆき作品の映画化。関係者総勢107人による証言を取材していくという形を取ったドキュメント方式の映画。事件に関わる107人の目線を通して事件が起こった「理由」を探ろうというのだ。

2時間40分という長丁場をだれることなく見せてくれる。面白い。大林監督は錆びてはいなかったのです。時間を追って謎を解明していく手法はだれやすいのにもかかわらず良い緊張感を維持してくれて目が離せない。ひとつの殺人事件が結びつける複数の人間模様を、ゆがんだ都会の象徴と捉える監督の意図は充分に伝わる。

キーとなる出演者が見せる重厚な演技もある種荘厳な雰囲気が漂い、感動を誘うのだ。

見とくべし。
posted by Licky at 23:07| Comment(0) | TrackBack(1) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『シークレット ウィンド』

ジョニー・ディップ主演、スティーブンキング原作のミステリー。

おなじみの恐さとおなじみの展開、そしておなじみのどんでん返しがくどいほどみられる。ある意味ウェルメイドと言えなくもないが、水戸黄門をウェルメイドというのが苦しいように、この種の映画にも当てはまらない分類だろう。
このようなどこか緊張感のない恐怖ものは映画として観客の期待以上の面白さを提供できない、提供が難しいと言う点で製作すべきではないものの一つに含まれるかもしれない。描写もストーリーも全てがエスカレートしていかないと期待以上にはならないからだ。

最近、奇をてらった映画が多いのはそのためで、それは本当の映画の面白さとは違う。原作者の名前バリューだけで客足が伸びるとはおもえんのだが、小説はおもろいのかな、これ。
posted by Licky at 07:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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